長岡造形大学インタビュー

長岡造形大学の皆さん(前列中央が岡谷准教授)

長岡造形大学の皆さん(前列中央が岡谷准教授)

岡谷准教授のコメント

ーー 「校舎の思い出プロジェクト」を行うことになったきっかけについてお聞かせください。

三面小学校から本学に協力の要請をいただいたことがきっかけです。私自身はワークショップの経験はあまりなかったのですが、専門の版画の技術が生かせそうだと考え、お手伝いすることになりました。

ーー 「校舎の思い出プロジェクト」のサポートプログラムはいかがでしたでしょうか?

筆や絵の具など、大量の資材を提供いただき、ありがたかったです。筆で壁に描く場合の、使用する絵の具の量などの情報は、こちらで正確にはわからなかったのですが、ぺんてるの情報から推察することができました。

ーー 特に印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

体育館の壁のペイントでのエピソードです。下地の色を塗った段階では、どうなるのか想像できなかったので、不安そうな生徒も多かったのですが、上から描くモチーフを指導したところ、どんどん描いていくことで作品がどんどん華やかになっていく変化の過程が、生徒のテンションも上がっていくことと呼応して、とても綺麗でした。

ーー 学校の壁という本来描いてはいけない場所に、初めて子供たちが描いていくときはどのような反応でしたか?

1日目の身体の輪郭線をトレースする段階では、描画材がクレヨンだったので、いたずらの延長のように楽しそうに描いているのが印象的でした。下地の色を塗る段階では、あまり躊躇せずに塗っているように感じました。2日目は、描くモチーフが明確だったため、積極的に描く生徒も多く、満足げな様子でした。

ーー 児童や保護者の皆さん、地域住民の方の反応はいかがでしたか?

大変協力的で、ありがたかったです。廊下のシルクスクリーンを印刷する作業は、手で押さえるなどの作業が必要でしたが、皆さんの手を貸していただきなんとか時間内に刷り上げることができました。体育館の壁画に関しては、1日目の作業との変化も含めて楽しんでいただけた方も多く、完成した作品も喜んでいただけたと思っています。

ーー 今後、「校舎の思い出プロジェクト」を多くの小学校にて展開をしていきたいと考えております。このプロジェクトに今後期待することや、メッセージがございましたらお聞かせください。

今回のイベントに対して一番意識したことは、企画する我々や、地域の大人たちが喜ぶ企画よりも、未来をつくる子どもたち自身が、楽しみ・喜び・今回の体験そのものが思い出になっていくようなワークショップをすることでした。それが、結果的には良い結果に結びつくのだと思います。

ーー その他、何かありましたら、ご自由にご記入ください。

美術の授業が少なくなり、子どもたちが思いっきり絵を描く機会が少なくなってきています。今回のような企画は、子どもたちの創造性を刺激するうえでも良いイベントだったと思います。是非続けていただきたいと思います。

ご参加いただいた学生の皆さんのコメント

  • 子どもたちの慣れ親しんだ画材を思う存分使え、一眼レフカメラという機械に触れる機会も作れるため、とても良いと思います。思い出をフォトブックにしてくれるサービスも良いなと思います。
  • 子どもたちにとって初めて扱うシルクスクリーンの道具の使い方や刷り方を教え、子どもたちだけでも使えるように、という気持ちでお伝えしました。子どもたちが協力して刷り、思い通りに刷れた時にファミリー全員で歓声を上げて喜んでくれたのが印象的でした。
  • 最初は恐る恐るでしたが、次第に楽しく描けていたようです。大きい画面に自分たちの形を描いていくのはとても楽しそうでした。先生方もノリノリでした。
  • アングルも距離も気にせず、自分の視線で撮っているのが、子どもらしくて良いと思いました。
  • 子どもたちが自分たちで「楽しい」を発見していく様子を見るのは、こちらとしても微笑ましかったです。
  • 子どもたちが撮ることで、その友達のより自然な表情を撮れるので、良いと思いました。
  • 子どもたち主導の企画ができると良いと思います。大人のためではなく、純粋に子どもたちの思い出として楽しめるものになってほしいです。
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