先生・関係者インタビュー

東京都杉並区立桃井第二小学校の先生方とおやじの会の皆さん

東京都杉並区立桃井第二小学校の先生方とおやじの会の皆さん

ーー 「校舎の思い出プロジェクト」を行うことになったきっかけについてお聞かせください。

おやじの会・副会長 飯塚様: 新校舎の工事が始まった2年ほど前より、「取り壊される旧校舎へのペイント的なことをやりたいねぇ。」とおやじの会メンバー内で話していたところ、メンバーがこのプロジェクトを探してきてくれまして、学校側に提案させていただいたのがきっかけになります。

ーー 「校舎の思い出プロジェクト」のサポートプログラムはいかがでしたでしょうか?

硲校長先生

硲校長先生: 事前に打ち合わせを行い、学校が行いたい「周年行事に向けて、児童だけでなく、卒業生や地域を巻き込んだイベントにしたい」という思いを伝えると、それに向けたアドバイスをいただき、イベント終了後、地域の方からも良いイベントだったとのお声をいただきました。一眼レフカメラを児童に持たせていただいたことも、児童にとって良い経験となりました。使い方を教わる子どもたちの真剣な表情と、その子だからこそ撮ることのできた画像がたくさんあったことも良かったです。

ーー 特に印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

おやじの会・副会長 飯塚様: イベント3週間前の週末に、子どもたちのペイントの見本となるよう、図工の濱田先生と加護谷さんと私の3人で校舎にそれぞれの「小学生の自分」を描きました。月曜日に、登校してきた子どもたちは天井まである大きな絵のサプライズに「何だこれ!」と喜んでくれたようです。その後の全校朝会で、鈴木副校長先生より正式にこのイベントを全校生徒に告知していただきました。

ーー 学校の壁という本来描いてはいけない場所に、初めて子どもたちが描いていくときはどのような反応でしたか?

おやじの会・会長 加護谷様

おやじの会・会長 加護谷様: 下書きの時の様子は見ることができなかったのですが、イベント当日、色を塗り出す時、意外に、多くの児童が絵筆を持ってすんなり描き始めていたので驚きました。事前に巨大な見本を見せ、下書きもしていたことが良かったのかもしれません。ただ、描くスペースに対して下書きがこぢんまりとしていた児童に、大きく描いていいよとアドバイスしたところ、下書きなしで絵筆を滑らせる際には緊張が伝わってきました。

ーー 子どもたちが撮影した写真(or 撮影しているところ)をご覧になって、いかがでしたか?

鈴木副校長先生: 30名ほどの子どもたちが思い出写真係を担当しました。普段使わない一眼レフカメラを、緊張した面持ちで持つ表情がよかったです。また、完成した絵を中心に撮影したり、描いている様子を撮影したり、子どもによって撮影する視点が違うんだと改めて感じました。子ども同士で撮影したことで、自然なよい表情を残すことができたのもよかったです。

ーー 児童や保護者の皆さん、地域住民の方の反応はいかがでしたか?

鈴木副校長先生

鈴木副校長先生: いくつかの地域の会議にて告知をしたところ、街で出会った他の方からも、「イベントをやるんだって?」「私も描いていいですか?」と声をかけてもらえました。当日も、児童、保護者の他に、地域の方や卒業生が200名以上参加してくださったことが、なにより嬉しかったです。イベントに合わせて同窓会を企画した卒業生が何代もいたことを聞きました。また、イベントの最中に、偶然同窓生と再会することもあったようです。イベント終了後、数年前の卒業生から、「イベントには行けなかったけど…」と学校に来てくれたことも嬉しい出来事でした。

ーー 今後、「校舎の思い出プロジェクト」を多くの小学校にて展開をしていきたいと考えております。このプロジェクトに今後期待することや、メッセージがございましたらお聞かせください。

おやじの会・会長 加護谷様: 同じような状況で取り壊しになる校舎もいくつかあるかと思いますが、ただ取り壊して無くなってしまった、ということではなく、最後に思い出をしっかりつくった上で送り出すというのは、随分違う印象で子どもや卒業生の心に残ると思うので、是非、広く展開していって欲しいと思います。また、それとは別に、児童が大きなキャンバスに自由に絵を描くという機会はすごく貴重なものになっている時代なのかなと思います。そういった意味で、思い出づくりを、身体全身で楽しむという本プロジェクトはとても有意義な時間を提供してくれる素晴らしい企画だと思います。是非続けてください!

ーー その他、何かありましたら、ご自由にご記入ください。

おやじの会・会長 加護谷様: ペイントと落書きの違いを体験者に意識させる方法について、何かノウハウなどがあればいいなぁと思いました。

おやじの会・副会長 飯塚様

おやじの会・副会長 飯塚様: 低学年の子が、「こんなに幸せな時ははじめて!」と言いながら幸せそうに絵を描いていたのがとても印象に残りました。自分よりも大きなサイズで、しかも範囲のない壁に絵を描くということの面白さを子どもたちに経験させてあげたかったので、その言葉を聞いて「やってよかったなぁ」と、こちらも幸せな気持ちになりました。

 

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