先生・関係者インタビュー

新潟県村上市立平林小学校
(左から)髙橋校長先生、倉松先生、NPO法人希楽々 水野様、NPO法人希楽々 横山様、遠藤教頭先生

「校舎の思い出プロジェクト」を行うことになったきっかけについてお聞かせください。

遠藤教頭先生

遠藤教頭先生 前年度、三面小学校が取り組んでおり、その取組の様子をHPで見て、この活動は子どもたちの思い出の一つになり、地域、保護者も一緒に参加できる活動になると感じました。閉校記念事業の一つに位置付けることができる楽しい活動だと思いました。

倉松先生 今年、アートクラブを担当し、子どもたちと一緒に思い出プロジェクトを中心となって行うことになりました。

NPO法人希楽々 水野様 平林小学校から希楽々に協力の要請をいただき、希楽々の職員の中から、絵を描いたり、デザインするのが得意な人、と声をかけてもらったのがきっかけです。

「校舎の思い出プロジェクト」のサポートプログラムはいかがでしたでしょうか?

遠藤教頭先生 画材からカメラなどあらゆるサポートをしていただきありがたかったです。フォトブックは閉校の思い出になりました。途中に何度も足を運んでいただき、打ち合わせやアドバイスをしていただき心強かったです。

倉松先生 子どもたちの思いやイメージを形にすることができるように、大量の絵の具やハケなどを準備していただき、驚きました。また、アートクラブの子どもたちが立派なカメラを使わせていただけて、とても貴重な体験となりました。

NPO法人希楽々 横山様 学校のみの単独で行うよりも、今までの流れや他校の様子、経験談などを細かく教えていただいて、とても参考になりました。こんなにいいプログラムをもっと知ってもらって、たくさんの学校でも子どもたちに体験させてあげてほしいです。

NPO法人希楽々 水野様 たくさんの絵の具やハケを提供していただけたおかげで、子どもたちは思いっきり絵を描くことができて良かったと思います。また、一眼レフカメラで実際に自分たちの描いたものを撮影することができ、とても貴重な経験ができたと思います。

特に印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

遠藤教頭先生 夏休み中に地域の方々にも参加していただき、校舎に絵を描いたことです。特に、全員の手形で作った桜の木はダイナミックな作品になりました。NPO法人「希楽々」のお二人の協力のおかげで成功しました。本当にありがたかったです。

倉松先生 桜の木を児童玄関前に描くときに、枝をどんどん広げて描き、子どもたちの身長では届かなくなり、学校技能員の方に足場を立てていただきました。足場に乗り、天井まで枝を伸ばして描いている姿が生き生きとして、とても楽しそうで印象に残っています。

NPO法人希楽々 水野様

NPO法人希楽々 水野様 全体で絵を描く日は、あっという間に終わってしまいましたが、春から2週間に1回、アートクラブの子どもたちと一緒にクラブ活動の授業に参加させていただき、どこに描くか、何を描くか、テーマなどを話し合ったり、アートクラブの子どもたちと楽しく活動できたことがとても印象に残っています。

学校の壁という本来描いてはいけない場所に、初めて子どもたちが描いていくときはどのような反応でしたか?

遠藤教頭先生 教師サイドでは、子どもは何を描けばよいか迷うのではないかと心配していましたが、実際に活動をしてみると、子どもたちは伸び伸びと楽しそうに描いていました。

倉松先生 最初は学年ごとのテーマに合わせて、バックの色をスポンジで塗っていきました。最初の一塗は、「ウワー」と声をあげ、ドキドキしている様子が伝わってきました。塗り始めたら、「キレイ」と喜んで、どんどん塗り進めていました。

NPO法人希楽々 横山様 さすがに一筆目は躊躇してなかなか描き出すことができなかった子どもたちも時間が経つにつれ、どんどん大胆になっていきました。特に低学年の児童がのびのびと自由に描く姿が見られ、ストップをかけないと止まりませんでした。

NPO法人希楽々 水野様 最初に壁の下塗りをしましたが、子どもたちは思っていたよりも大胆に、とても楽しそうでした。絵を描く時も、下塗りをしている壁も書きやすかったのではないかと思います。自分でイメージしていた絵が描けていたと思います。大人が描けないような発想や想像力で、とても素敵な絵でした。

子どもたちが撮影した写真(or 撮影しているところ)をご覧になって、いかがでしたか?

遠藤教頭先生 楽しそうに撮影している様子が写真から伝わってきました。撮った写真を見てみると、やはり子どもならではの感性が感じられました。

倉松先生

倉松先生 自信たっぷりに撮影している様子がほほえましく、写真も楽しさが伝わってくるものでした。

NPO法人希楽々 水野様 どこに何をどう描くのか、テーマも学年ごとに決めて、壁の下塗り、絵を描く、と全部自分たちでやったものなので、大変だったところ、よくできたところなど、わかっている自分たちで撮ることにより、プロのカメラマンが撮るよりも、良い写真が撮れたのではないかと思います。

児童や保護者の皆さん、地域住民の方の反応はいかがでしたか?

遠藤教頭先生 来校する保護者、地域住民、その他の皆さんが、校舎がカラフルになったと喜んでいました。

倉松先生 保護者の皆様からは、学年ごとに特色があり、楽しい作品になったとお褒めの言葉をいただきました。また、保護者、地域の皆様からも、桜の木の手形に参加していただき、記念になったと喜ばれました。

NPO法人希楽々 横山様 卒業生もたくさん来て、桜の手形を喜んで押してくれました。どの学年も完成を楽しみに迎えていたように思います。

NPO法人希楽々 水野様 壁の下塗りをした日は、とても暑い日で大変でしたが、皆さん楽しそうに作業をしていました。お手伝いというよりも全員でやっている感じがとても良かったと思います。児童の皆さんも、顔や服に絵の具をつけながら、とても楽しそうでした。

今後、「校舎の思い出プロジェクト」を多くの小学校にて展開をしていきたいと考えております。このプロジェクトに今後期待することや、メッセージがございましたらお聞かせください。

遠藤教頭先生 画材などの支援をしていただいたので、考えていたよりも気楽に取り組めました。予算面を心配される学校が多いと思うので、画材、フォトブックの提供などをアピールしていけばよいと思います。学校と地域が一体となって取り組めるこの活動が続いていけばと思います。

倉松先生 学校だけの予算では、たくさんの絵の具やハケ、カメラの準備はできません。しかし、このようなサポートがあるのでしたら、子どもたちにとって忘れることのできない貴重な体験ができますので、ぜひ多くの小学校に思い出をつくっていただきたいと思います。

NPO法人希楽々 横山様

NPO法人希楽々 横山様 もっとマスコミに取り上げてもらえるようにした方がいいと思います。閉校していく学校の多い中、どんな閉校記念をしたらいいか悩んでいる学校はたくさんあると思います。子どもたちの心に残るプロジェクトとしてはとてもいい経験になるのではないでしょうか。ぺんてる、キヤノンマーケティングジャパンの他にも美術的なアドバイザーのような方がいると更にやりやすくなると思います。

NPO法人希楽々 水野様 「校舎の思い出プロジェクト」は、みんなの心に残る最高の思い出づくりができる、とても素敵な取り組みだと思います。私自身も小学校の頃に、建て替えで校舎が取り壊される経験をしましたが、その時にこんなプロジェクトがあればよかったなぁ、やってみたかったなぁと思いました。たくさんの小学校にこんな素敵な取り組みを知ってほしいと思います。

その他、何かありましたら、ご自由にご記入ください。

遠藤教頭先生 閉校する学校にとって、この活動は大変意義深く、子ども、保護者、地域の方々には思い出に残る活動だと思います。今後も続けてください。

倉松先生 私にとっても初めての経験となりました。アートクラブの担当になった時には、先が見えず不安でしたが、子どもたちの素晴らしいアイデアが形となりました。ご協力ありがとうございました。

NPO法人希楽々 横山様 今回、平林小学校の方から頼まれて、プロジェクトに参加させていただきました。全くの白紙の状態から、仕上げるまでの道のりはとても長く、不安でしたが、素人の私でもお手伝いすることができ、とても楽しかったです。学校、PTA、児童だけでも充分やりとげられるとも思いました。

NPO法人希楽々 水野様 このようなプロジェクトのお手伝いをさせていただけて、本当に嬉しく思います。何ヵ月もの間、学校に行って、子どもたちと活動して、平林小学校が自分の母校のように感じられるほど、楽しかったです。貴重な経験をさせていただきまして、本当にありがとうございました。

 

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