先生インタビュー

東京都世田谷区立代沢小学校(左から)鈴木校長先生、蓮沼教頭先生

東京都世田谷区立代沢小学校(左から)溝口校長先生、大原先生

ーー 小学校の歴史についてお聞かせください。

溝口校長先生:幕末安政時代の寺子屋が学校の前身です。この寺子屋は代田の「代」、下北沢の「沢」をとって「代沢塾」と呼ばれていました。そして、明治13年に代沢学校として開校しました。今年で開校137年の歴史ある学校です。

ーー 「校舎の思い出プロジェクト」を行うことになったきっかけについてお聞かせください。

溝口校長先生:前任の山野小学校で、このプロジェクトのチラシを見て、取り組みを企画していたので、代沢小学校でも取り組もうと考えました。

ーー 「校舎の思い出プロジェクト」でのサポートプログラムはいかがでしたでしょうか?

溝口校長先生:子どもたち向けの写真教室など、手厚くやっていただきありがたかったです。また、絵の具などの画材が予定よりもかなり多く使用することになっても、しっかりとサポートしていただき、大変感謝しています。

大原先生:事前のねらいや段取りについての説明が分かりやすく、見通しを持って取り組めました。テーマに沿って、絵の具の色や数を提供してくださり、感謝しております。

ーー 特に印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

大原先生: 今回は、メッセージなどの文字は添えないことにしたのですが、目立たないように、「ARIGATOU」や「代沢」の文字を上手に入れる子もいました。それだけ校舎への思いが強いのだと思いました。

ーー 壁画のテーマはどのようにして決められたのですか?

大原先生:思い出がいっぱいの校舎・校庭に感謝の気持ちを表すためにテーマを「感謝のフラワー」としました。

ーー 学校の壁という本来描いてはいけない場所に、初めて子供たちが描いていくときはどのような反応でしたか?

溝口校長先生:大人も子どもも大喜びでした。

大原先生:最初は少々緊張し慎重でしたが、始めるとどんどん迷わず描き始めました。校舎の壁がつるつるしていてアクリル絵の具が気持ちよく伸び、子どもたちは全身で描画を楽しんだようです。

ーー 子供たちが撮影した写真をご覧になって、いかがでしたか?

溝口校長先生:こちらが予想もしないアングルがあって、子どもの発想って面白いなあと感じました。

大原先生:撮影中は自分たちなりにベストショットを見つけようと、いろいろ動き回っていました。

ーー 児童や保護者の皆さん、地域住民の方の反応はいかがでしたか?

溝口校長先生:学校が明るくなった、子どもたちの気持ちが伝わってくる、校舎が喜んでいる様だ、などの良い意見をたくさん頂きました。また、親児の会も意気込んで参加してくれました。

大原先生:制作途中から、学校公開にいらした保護者の方に「ずっとこの絵のままがいいですねえー」と言って頂いたり、感動の言葉をたくさん頂きました。

ーー 今後、「校舎の思い出プロジェクト」を多くの小学校にて展開をしていきたいと考えております。このプロジェクトに今後期待することや、メッセージがございましたらお聞かせください。

溝口校長先生:山野、代沢と続けて経験し、図工の先生の指導力、発想力などが、成功のカギを握ると感じました。私は2回とも素晴らしい作品になったと誇りに思っています。最後は壊してしまうのがもったいないと思うくらいです。このプロジェクトは、大変いい企画です。学校全体がキャンバスになる、その価値をもっともっと伝わるような宣伝リーフレットを作ってください。取り組みに一歩踏む出す学校が、ぜったいに増えると確信します。



大原先生:壁に直接絵を描くことにより日常の世界が一変し、いよいよお別れするという意識が高まりました。また、カメラの撮影で自分たちの活動をよく見る目が育ったように思います。「校舎の思い出プロジェクト」のおかげで、友だちと校舎の思い出を噛みしめ、一緒に感謝の気持ちを表すことができました。いつまでも子どもたち、関係する人たちの心に残ることと思います。

 

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