関係者インタビュー

ーー 「校舎の思い出プロジェクト」のサポートプログラムはいかがでしたでしょうか?

河野様:とても良かったです。絵の具などの画材は、希望した色がきちんと揃い、ハケは壁を塗るのに適していました。事前に届けて頂き、心配なく当日を迎えられましたし、余った物は当日中に片付けてくれたのも、とても助かりました。


加藤様:普段は描けない場所に描けるという企画と、絵の具が大量にあったことがすごいと思いました。

ーー 特に印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

河野様:母と娘で人物や景色などを描いていたのですが、その絵の端の上部にいせ先生が女の子が上から見ている絵を描き足して下さいました。それだけで、その絵にストーリーが生まれた感じがしました。


田窪様:当日は、画材の配布と描いている方々のバケツの水替えなどのサポートをしていました。絵を描いている時の子供たちの集中力の高さと、大人たちの本気に感動し、頑張ってサポートしなくては!とやりがいがありました。


加藤様:筆を使わずに手で描いている子供がいました。校舎に触れたその感触をいつまでも忘れないでいてほしいと思いました。

ーー 「学校の壁という本来描いてはいけない場所に、初めて子供たちが描いていくときはどのような反応でしたか?

河野様:目が輝いていました。壁だけではなく、階段や鏡など普段では絶対描けない場所というのもあるのでしょうが、近くを誰かが通っても全く気にせず、集中して描いていました。ここの場所は自分が絵を描いて校舎を飾ってあげるのだという使命感を感じました。


田窪様:子供たちはキラキラした瞳で、今まで使ったこともない大量の絵の具と大きなハケで楽しそうに描いていました。低学年の子供たちが、自分より遥かに大きいキャンバスに背伸びしながら、身体全体を使って描いている姿は微笑ましかったです。


篠﨑様:「ここは描いていいの?」と最初は遠慮がちでしたが、良いとわかると力いっぱい身体中で描いていました。


加藤様:何を描こうかと、とまどいながらも描き始めたら勢いが止まらない感じで、夢中になっていました。少しずつ配った絵の具の“おかわり”も時間と共に増えていきました。

ーー 児童や保護者の皆さん、地域住民の方の反応はいかがでしたか?

河野様:絵を描いている児童や保護者が喜び、楽しんでいたのはもちろんですが、出来上がった絵を見に来た方々も、校舎がきれいに飾り付けられている、と絵を褒めて下さったり、前で写真を撮ったりとても楽しんでもらえたと思います。


田窪様:在校生及び保護者の方も、今までお世話になった校舎へ、これから取り壊されていく校舎へ、感謝とさよならの心を込めて参加されていました。皆さんのお顔も「いいさよならができた」という表情だったように思います。


篠﨑様:「良い企画だね!」という言葉を多く聞きました。

ーー 今後、「校舎の思い出プロジェクト」を多くの小学校にて展開をしていきたいと考えております。このプロジェクトに今後期待することや、メッセージがございましたらお聞かせください。

  

河野様:舞台が建て替えられる校舎ということで、どの小学校でも歴史があると思います。言葉での感謝も良いのですが、絵という誰が見ても一瞬でわかる表現方法はとても良いと思いました。描いた後に見られるのは、わずか数日でも写真という方法で残せるので、本当にありがたいと思います。


加藤様:自分の母校がなくなってしまうという寂しさを少しでも癒すことができる特別な体験だと思います。今後も続けてほしいです。


増田様:校舎を取り壊す前のタイミングでの企画として、とても素敵なプロジェクトだと思います。生の壁画を見るのは、やはり感動でした。

  

ーー その他、何かございましたらご自由にご記入下さい。

  

河野様:今回は児童だけでなく、保護者も多く参加してくれました。参加した保護者は皆、すごく楽しいと言いながら描いてくれていました。東大原小は親自身も卒業生という家庭も多くあるので、家族参加可にして本当に良かったと思います。他校だと、図工の授業の一環ということで児童のみの参加が多いかと思いますが、保護者の参加もとても良いものでした。ぜひ、他校での実施の際にも提案して頂ければと思います。


増田様:子供たちを中心に、親子で描いた絵はどれもとても素晴らしく、会場に来て下さった全ての方に見て頂きたかったです。絵を描いている時間帯は入場規制をかけており、当日の「さようなら東大原小学校」イベントには1,500人以上のご来場があったものの、タイミングが合わず、壁画作品を見学出来なかったとの声もありました。壁画制作の日と鑑賞の日は別に設け、多くの人に見て頂くのが良いと思います。


 

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